KODAK Super 8 Camera


CES2016で紹介されてその年の秋頃には発売予定とか言っていたが、それから1年以上が経過しました。 
その後、CES2017ではプロトタイプとテスト映像を公開。開発は途中段階でありリミテッド・エディションを春に発売するとの情報。コダック社のパンフレットには「SPRING2017」といった広告も掲載されていたようですが、現在は秋というか初冬です。開発や販売までには時間を要するのは理解できるが、発売時期を簡単に言わなければ良いのに~。次回CES2018ではどういった発表を行うのか注目です(←既に疑い目線です)。 


ここでカメラのデザインについて。
プロダクトデザインは、イヴ・ベア-ル(1967~)が手がけている。べアールと言えば「100ドルPC」や「プーマ社のエコなシューズボックス」などデザインで社会貢献や社会変革を目指すイメージが強い。 今回、白や黒色のプラスティッキーな筐体で玩具のようなデザイン。現代のデジタルシネカメラの無骨でメカニカルなデザインとは反対側の方向を意図的に狙っている気がします。  またベアールは、ローコストなデザインにも定評があり販売価格も400ドルから設定。一部のマニア向けの高価なプロダクトに終わらずに、再びフィルムカメラを世に広めたい意識が感じられる。


「アナログとデジタルの融合」がひとつのテーマであり、単に昔のシネカメラを復活させるだけのプロダクトでは無く、デジタルビューファインダやデジタル端子、記憶メディアスロットの装備など最新のテクノロジーが盛込まれている、フィルムの現像方式もユニークである。映像クリエーター達を刺激し新しい使い方が期待される。


【追記(12/4)】

11月29日付の米コダック社の発表によると、価格設定は「2500ドル~3000ドル」との記載がありました(一桁増えてる)。詳細はCES2018まで待ちたいと思います。




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