世界最初のフィルム

鈴木重吉監督(1900-1976)がルイ・リュミエール(1864-1948)から譲り受けたシネマトグラフ・オリジナルフィルム(1927年に贈呈)です。

撮影場所はパリ3区と10区、11区に跨る「レピュブリック街」で1895年に撮影したもの。このフィルムは国立映画アーカイブ(東京都中央区京橋)内の 展示室(常設展)に現物があります。

展示室にはその他にも「オギノ8ミリ教室」の主催者でアマチュア映画の普及に努めた荻野茂二氏の「パテ・ベビー9.5mm撮影機(1923)」。

1930年代に従軍カメラマン達により戦地報道で成果をもたらせた米ベル&ハウエル社の「アイモ35mm撮影機」。

1930年代に普及したブリキの玩具映写機 「ライオン手回し式35mm映写機」。

辻本秀五郎が1932年に発案した「レフシー紙フィルム」などとても貴重な機材が展示されています。

この常設展示とは別に、現在は企画展示で『没後20年 旅する黒澤明』のポスターコレクションも開催中です(~9/23まで)。

常設展の観覧料で企画展も観覧可能です。

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