KODAK VISION3 50D Color Negative Film 7203~フィルム感度設定について
さて恒例となりました、カートリッジのレビューです。
①まずはアパーチュアのセンターノッチから上のノッチの下部までの距離(L)は 「L=17.78mm(0.7inch)」でした。 従ってデーライトASA40と認識されるのですが、カメラによってこの感度設定がないものが多い。例えば「キヤノン514XL」の場合は、昼光用でASA25・100・160の3つの感度設定がありASA40はありません。
②カメラ側の感度設定部分を見てみると、フィルムゲート上部にプッシュボタン(ピン❶と❷)が2つあり、カートリッジを入れるとボタンは1つのみが押されました。 つまりカートリッジを入れるとASA100と認識するようです(写真はキヤノン514XLのフィルムゲート部)。
③内蔵フィルターに関しては、カートリッジ下のノッチの有無で判断します。このカートリッジにはノッチがありません(塞がれている)ので、カメラ側はフィルターが(自動)解除されます。
④(まとめ)「キヤノン514XL」や「キヤノン310XL」で「VISION3 50D」を使用した場合は、フィルム感度がASA100のデーライトタイプ(100D)と設定されます。
フィルムがASA50、カメラがASA100と大きな差がありますので、このカメラは不向きともいえます。しかしネガフィルムのためラティチュード(露光の範囲)が広く、現像してみないとわかりません。
最初の1本目はテスト撮影用と考えます。
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