KODAK Super 8 Camera~デザイン編(その1)
(上の画像は、べアールの初期のスケッチ)
このカメラのプロダクトデザインは、イヴ・べアール(1967~)が関わっていると伝えました(2017年11月27日付の記事)。今回はもう少しデザインについて考えたいと思います(私個人の見解です)。
「デジタルとアナログの融合」がデザインテーマの1つと考えます。ビューファインダーを搭載した形態は、現代のデジタルビデオカメラの一般的なイメージです。今回光学式ファインダーを設置していないのはコストが理由にあるのだろうか。
プラスティック系の筐体は、軽量化とローコスト化を図れるため合理的な判断だと思います。「玩具のようなデザイン」を意図的に狙っていると感じる。質感がチープにならないように纏めるのもデザインの力です。カメラ上部の「トップハンドル」や下部の「ピストルグリップ」は人が直接触れる部分であり、かつ耐久性が求められる箇所のため金属を使用(一部アクセントとしてレザー張り)している点は流石です。
ピストルグリップはかつての「レギュラー8(ダブル8)カメラ」に付属品でグリップを取付ることが可能であったようで懐かしく面白い。本人は『レトロなデザインを復活させる意図は無い』と語っている。
「ローコスト」を強調しましたが最終的な設定価格が、発表当初(CES2016開催時)の400~750ドルから、その後(2017年11月頃以降)2,500~3,000ドルと言われておりデザインと価格の大きなギャップを感じます。詳細スペックを確認しないと一概にコストに関しては述べることが出来ませんが。。。発売まで追加情報を待ちたいと思います。
皆さんは気づいているだろうか?べアールは「丸型か角型の形状」に拘っていたようです。最終的に角型のデザインが採用されそうです。角型は「octagon」つまり「八角形」だということです。
(つづく)
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